おとなの自由研究

煩悩にまみれた30代OLの趣味ブログです

10/9 clammbon「JP Jump JaPan tour 2019」

フェス常連バンド、クラムボン

おそらくフェス好きの方であれば一度は観たことがあるであろう。

私はフェス好きと言うほどではないが約4年前くらいのフジロックにて

クラムボンを初めて観た。

最高だった...

外、緑に囲まれた場所で聴く「シカゴ」。

とても心地良い...

正直フェスで聴ければ良いと思ってた。

ワンマンライブに行くことはあまり頭になかった。

 

 

し・か・し、、、

私が大好きなアルバム「JP」の再現ライブを演るという...

これは行かねば!

という訳でなんとか追加公演のチケットをゲットしてワンマンライブに

行くことにしたのである。

 

 

ライブチケット

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定刻通りに開演。

さっそく「はなればなれ」からか、なんて思い最初に鳴る音に期待を込めたが...

あ、あれ...違くない...?!

ノリノリではあるが知らない曲である。

ふむ、違う曲もところどころあるのかな、なんて疑念を抱きつつ聴き入る。

次曲の「サラウンド」は知っている曲であったが「JP」の曲ではない...

むむむ、さすがに次からかなんて思うが、

次もその次も一向に「JP」の曲が始まらない。

悪いがこれは詐欺なんじゃないかと思い始める。

一気に冷めるテンション、深まる疑念、、、

 

 

そんな自分の中で冷めたテンションの中、MCが始まる。

とても明るい!!いい距離感の3人だなと思う。

いつの間にか「JP」の思い出話をしている。

おっそういうことか!これから始まるのか...!!

ホッと肩を撫で下ろす。

詐欺だなんて怖い言葉を浮かべてしまいすみませんと心の中で謝罪す。

高まる期待、疑ったことを後悔。

 

 

ミトさんが儀式としてキャスケットを被って曲がスタート!

MCは一切挟まないらしい...

 

本編スタート!

もちろん1曲目は「はなればなれ」

大助さんのドラムから始まる。

か、カッコいい!!!

この曲はポップだが、やっていることは超絶だなと思う。

ところどころに入るミトさんのスラップがエグい...

キメもカッコいいし、終盤なんてジャズのセッションである。

アルバムを初めて聴いた時も非常に驚いたことを思い出す。

 

次曲は「いたくない いたくない」

以降曲順はアルバムと同じである。

 

「いたくない いたくない」では音源で聴くよりも歌詞がじんわりと心に響く。

ライブだからかより歌詞のメッセージ性が諸に伝わり涙がこぼれ落ちそうになる。

「タイムリミット」でも歌詞がズサりとくる。まさに図星。

でもとてもリズミカルなので心に沁みながらもノリノリとなる。

そこで「パンと蜜をめしあがれ」である。

 

た、高まるぅ〜!!

 

まず曲名がおしゃれ。そしてキーボードのリズミカルな音から始まるのもおしゃれ。

AメロBメロでちょっとドキドキ感があって

サビでは幸福感が溢れてる感じが最高!!

そしてところどころジャズなんだよなぁ...

「草むらで寝転んでさ物語はじめよう」なんて歌詞どうやって思いつくのでしょう?

 

「ORENZI」でテンションがさらに高まり思わず拳を振り上げそうになる。

ダッダッダァー!!

「波は」で少し落ち着く。

音源だと正直飛ばしがちなのだがライブだとその雰囲気に酔いしれる。

波っぽい雰囲気を出せるのが凄いことだな、なんて考える。

 

一旦落ち着いたところで私の大好きな曲「風邪をひいたひょうしに」

このはねるリズムが本当に好き!

陽気なリズムの反面、歌詞の心情が変わっていくのも共感できて好き。

でもよくよく考えると「風邪をひいたら鈴がなる」って何なんだろう?

頭痛がするとか頭がぐるぐるまわる、みたいなものなのか...

 

トレモロ」でちょっと寂しい気持ちになり

「雲ゆき」でまた盛り上がる。

音源だとどうしても後半曲のリズムは覚えているのだが

歌詞はさらっと流しがちである。

そんな聴き方だったのを反省するくらい良い歌詞だなぁと感動する。

直接的な好きの表現ではないのが逆に本当に好きな気持ちを描いていて

郁子さんのお人柄を表しているのかな、などと勝手に思いを浮かばせる。

 

「Our Songs」でそろそろ終わってしまうなという寂しさを覚えながら

「GLAMMBON」でテンションは最高潮に!

先ほど振り上げそうになった拳を完全に振り上げる!!

た、楽しかった...!もう最高、至高!!

 

 

アンコールの手拍子はこれまでにあまりないくらいに大きく熱い!

みなさんのテンションも同様に高いことを感じる。

 

アンコール後はJP曲を一曲ずつ当時の思い出話を交えながら解説。

印象深かったのは「風邪をひいたひょうしに」の歌詞が

最初は「風が吹いたら鈴がなる」だったこと。

これじゃ当たり前だと郁子さんが勝手にパロディにして

「風」を「風邪」にして「風邪にひいたら」にしたとのこと。

なるほど!だから鈴がなるだったのか!!

コナンばりに先ほどの謎が解ける、、、

 

他はよくこんなアルバムを作らせてもらえたな、という郁子さんの言葉が

印象的だった。

確かにとてもポップではあるがメジャー感はないし

当時23歳くらいで作ったとは言え音楽玄人向け感がある。

要するに売れる感じではない。

しかしこのアルバムがファーストというのがクラムボンを表していて

本当にカッコいいしそこからずっと続けているのがとても素晴らしいことだと思った。

20年経ってもカッコいいし、良い年の取り方をしているなと。

 

私はつい先日年を重ねたばかりであったが、実をいうともう全く嬉しくない...

クラムボンを見て年を重ねるのも悪くないなと思えました。

自分も良い年の取り方をしたいものです。

 

 

アンコール1曲目は「U&I」

全く知らないが良い曲だなと。調べてみたら「けいおん!」の曲らしい。

https://youtu.be/DfGDliVtqB8

全然イメージ違くて幅広すぎ。

 

2曲目は定番の「波よせて」

これもカバーなのには知った当時驚いた。

大声で歌ってしまいました。えぇ曲や、、、

 

そしてそして3曲目は、、、

な、なんと、、、

 

タッタータタター♪

「シカゴ」

わーわーわーい!!!

 

多幸感極まれり。

この上ないライブの締め方。

生きてて良かった。冒頭で疑念なんか抱いてしまい本当に申し訳ございません...

 

これで最後かと思いきや、、、

ラスト「GLAMMBON with 社長」

クラムボンのライブではふさわしくないが拳をさらに振り上げる。

社長のギターソロがめちゃくちゃ長い...笑

絶対にメタル好きだろなと思う。

 

社長もご満悦にライブは終了!

 

 

こんな素晴らしいライブを観られて幸せでした。

 

 

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歴代郁子さんの”のれん”たち

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<セットリスト>

1.KANADE Dance

2.サラウンド

3.Lush Life!

4.Prosit!

MC

5.はなればなれ

6.いたくない いたくない

7.タイムリミット

8.パンと蜜をめしあがれ

9.ORENZI

10.波は

11.風邪をひいたひょうしに

12.Our Songs

13.GLAMMBON

MC

14.U&I

15.波よせて

16.シカゴ

17.GLAMMBON

 

 

-完-